文庫本「利他」2014年発行 定価495円+税
ブックオフのネットで200円で購入しました。
生きるヒントがあります。
人は人のために生きる。
ユーモアたっぷりの二人の会話がまとめられています。瀬戸内寂聴さんは1922年生まれ、稲盛和夫さんは1933年生まれ。
損得勘定や利己主義が社会を悪くしている。企業にとっても利他は大切(p80)
稲盛財団を作り700億円を拠出、いったん自分のものになったお金を他人に渡すということは大変なことですよ。ふつうは惜しくて惜しくて手放せないものです(p87)
己を忘れて他に利する「忘己利他(もうこりた)」(p90)
大変な時ほど明るさや笑顔が大事(p112)
会社を変えるのは「テクニック」ではなく「社員の心」(p179 稲森さんは2010年、78歳で破綻したJALの会長に無給で就任、みごと立直し2011年3末に過去最高益1800億円を計上)
読んで見る価値ありです。おすすめします。前澤友作さんの宇宙からのお金配りにも近い会話があり感動しました。
瀬戸内寂聴さんは、先日亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします。